#竹内流備中伝 #日野道場では #杖術 #体術 #剣術 #小具足腰之廻 を #稽古 2024.8.26
引き出しを開ければ、さらりと技が出せるように日頃から、頭の中を整理して、身体に馴染ませておくことが大事ですね。宮本武蔵が、風の巻で小太刀について振れている。
武蔵は風の巻において、他流の批評をしており、その中で、小太刀ばかりに固執するのは良くないと言っている。なるほどと、頷けるところがある。
他流にみじかき太刀を用る事。
みじかき太刀ばかりにてかたんと
思ところ、實の道にあらず。
昔より太刀、刀と云て、
長きとみじかきと云事を顕し置也。
世の中に、強力なるものは、
大なる太刀をもかろ/\と*振なれば、
むりにみじかきをこのむ所にあらず。
其故ハ、長きを用て、鑓、長刀をも持もの也。
短き太刀をもつて、人の振太刀のすき間を、
きらん、飛入ん、つかまへん、
などゝ思ふ心、かたつきて悪し。
又、すき間をねらふ所、万事後手に見ヘて、
もつるゝと云心有て、嫌事也。
若、みじかきものにて、敵へ入、
くまん、とらんとする事、
大敵の中にて役にたゝざる心也。
ミじかきにて仕ひ得たるものハ、
大勢をもきりはらはん、自由に飛*、くるばん、
と思ふとも、みなうけ太刀と云(もの*)になりて、
とり紛るゝ心有て、
たしかなる道にて(は*)なき事也。(1)
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